肩こりで硬くなるのは、表面の僧帽筋だけではありません。肩甲骨を支える深部の筋肉(肩甲挙筋・菱形筋など)や首の深部の筋肉が硬くなっていることが多く、表面だけほぐしてもすっきりしない原因になります。腕や手のしびれ・痛みも、原因が首や肩甲骨まわりにあるケースがあります(腕が痛い→首、というパターンです)。
いわゆる五十肩(肩関節周囲炎)は、強い痛みの時期と、痛みは落ち着いたが動かない(拘縮)時期で状態が変わります。時期に合わせて、無理のない範囲で肩まわりの筋肉を緩め、動きの回復を助けることを目指します。
※転倒などのケガの後の痛み、力が入らない、夜間の激痛が続く場合などは、まず医療機関(整形外科など)の受診をおすすめします。
首や肩をどの方向に動かすと痛い・つらいかを確認し、首〜肩甲骨まわりを触って、硬くなっている深部の筋肉を探します。
マッサージで首・肩・背中を緩めたうえで、深部の硬い筋肉には鍼を使い、20〜30分置いて緊張と血流の改善を図ります(鍼が苦手な方には無理に刺しません)。頑固なこりには灸や吸玉、日常のケアとして置き鍼を組み合わせることもあります。


こまめに姿勢を変える、首や肩甲骨を軽く動かす、体を冷やさないなど、日常でできる工夫もお伝えします。肩こりは「その場しのぎ」になりやすい症状だからこそ、原因の筋肉に届く治療と生活習慣の両方が大切だと考えています。
※効果には個人差があります。当院の施術は医療類似行為であり、病気の診断はできません。